2011年2月11日金曜日

街の自転車屋が

どんどん減ってきている。

業界内では後継者不足と言われ高齢化したご主人がお店を畳む事も多い。

ましてはディスカウントストアやホームセンターの台頭により売り上げが減少していく販売店も少なくない。

僕らのお店はどうなんだ。

お店の外観やラインナップをご覧頂いた方はご存知と思うが、ママチャリは置いてない。

じゃあ、僕らのお店は街のチャリ屋ではないのか?

最近いつもこの事が頭から離れない。

ママチャリを否定する事は無い、ただ僕らの好きな自転車を知ってもらおうとすると僕らなりの見せ方からはママチャリは外れていく。



僕の中でママチャリは、日本の自転車文化だと信じている。

中国の自転車通勤風景は過去の物で、今となっては日本の風景。

だからこそママチャリの修理もするし、もっと大事に乗ってもらいたいと思う。

もっと楽しくなったら、そこにはスポーツタイプのさらに世界の広がる自転車も存在する。

その事実をもっといろんな人に知ってもらいたい。

ただ、それだけ。



でも、友人たちに言わせるとうちのお店はプロショップとか高級車屋さんに映るらしい。

この感覚のずれに違和感をすごく感じている、僕は「街の自転車屋」で居たいのに・・

このズレは何なのか?



この業界に長くいると、僕らの店はまだまだ高級店とは言えないレベルで商売をしている感覚になる。



ただ、周り近所の方々からするとたぶん高級店に感じるのだろう。

そして、ママチャリは修理してもらえないという先入観でいっぱいになるのかもしれない。



僕の目指す所は高級店ではない。

あくまでも「街の自転車屋」。



みんなに認めてもらえる「街の自転車屋」になる為に何ができるのだろう?

ママチャリを売る事が「街の自転車屋」の条件では無いはずだ、その理解度が伝わっていないだけ。

少しづつでも良い。



ゆっくりと焦って考えることにしよう。